プログラミングのセオリー

プログラミングのセオリー

プログラミングのセオリー

12月中旬から読み進めていた「プログラミングのセオリー」をようやく読み終えました。
この本にはプログラムをよりよいものにするため、先人たちが育ててきた知恵やアイデアが定石として詰まっています。


仕事でWeb開発者をしていますが、実のところ基礎がなっていない!鉄筋抜き建築のような状態で仕事してましたもんで(よくやっていけたな・・・)。
学ばねばならない!ということでこの書籍を手に取ったのでした。
それなりに1年仕事していると、なんとなく自分自身の定石みたいのが(まさにセオリーですね)蓄積されているようで、、それが先人のものと一致していると非常によく納得しながら読み進めることができました。

ある程度は確実に効率がよくなる定石が書いてありましたが、その他は様々なコーディングパターンを知りケースバイケースで使い分けるようにすることみたいな、結局どっちやねんって言えるような考え方が書いてありました。それがセオリー?と問う人もいると思いますが、それがセオリーなんでしょう。セオリーとは持論・私見です。でもそういう不確定なもの?を無理に定めず、不確定だからうまく使い分けろと言ってくれるほうが個人的には好みで、飲み込みやすかったです。実際使い分けの場に面したらきっと困るでしょうけど。
また、テクニックだけでなく、取り組む姿勢のセオリーなんかも書いてあったのが勉強になってよかったです。「リファクタリングに必要なのは勇気と余裕である」このフレーズを妙に気に入ってしまいました。ちょっと検索してみるとこのフレーズにお腹が捩れるだとか書いている人もいますが、実際にリファクタリングが必要なコードに直面した時、確かに勇気と余裕は必要だと感じました。人の性格によりけりかも知れませんが。


ソースコード例はC,もしくはJAVAで記載されていたのですが、Cを使ったポインタのあたりは難しかったです。Cなんてやったこともない僕にはポインタのポインタを参照して云々とか、、そういえば大学の講義でポインタがどうこうって聞いたことがありますが、難解でした。


読むのにとても疲れてしまいました。。しかし、読んでよかったと思います。きっと僕のプログラムも先人達の知恵が加わって(少しだけ)よいものになるでしょう。