12月、2冊目の本を読み終えることができませんでした。

毎月2冊以上を目標にしていましたが、今月(もう先月になってしまった・・・)の2冊めの本を読み終えることができなかったので、2冊目の書評を書くことができませんでした。


「プログラミングのセオリー」という本を読んでいますが、これがまだ半分にも満たないほどしか読めておらず・・・1月には必ず読み終えて書評をアップできるようにします。


プログラミングのセオリー

プログラミングのセオリー

もしもしもしもーし、期待していた人がいたなら申し訳ありません。


代わりに、というのもなんですが、代わりに、12月に観た映画の感想でも書こうかなと思います。


12月は次の2本を映画館に観にいきました。


・イングロリアスバスターズ
・パブリックエネミーズ


クエンティンタランティーノ&ブラッドピッド、ジョニーデップらがそれぞれ来日してアピールしていた大作ですね。ではさっそく


■イングロリアスバスターズ
ヒロインのショシャナを演じるフランス人女優「メラニーロラン」が綺麗でした。


・・鬼才クエンティンタランティーノ監督がなんと10年前から脚本を書き始めていたという作品がこの「イングロリアスバスターズ」です。ナチス占領下のフランスで、プラッドピット演じるアルドレイン中尉率いる、アメリカのゲリラ奇襲舞台「バスターズ」と、ナチスに家族を皆殺しにされたユダヤ人の映画館支配人ショシャナがナチスを滅ぼさんとそれぞれの計画を進めていくのが映画のメインストーリーになります。


キルビルタランティーノ監督らしく、独特で懐古的であり、かつどこかB級臭を匂わせる下品で残忍でグロい
映像からは、相変わらずそれだけで好き嫌いの分かれる作品だなと感じさせます。僕は好きなんですけど。
「おもしろくなかったら全額返金」の文句の自信はどこにあるのか?というのも探りたくて観に行ったわけですが、結果をまず言うと、僕はとても面白かったと思ったし、返金の要素なんてないです。
おそらく、テレビのCMやネット上のトレーラーを観ていると、バカらしい面白さを期待されるかも知れません。
しかし、この映画の面白さはそんなところじゃない。この映画は、だまし合いとタメの連続によりできる観客も引き込む緊張感の持続が半端じゃありませんでした。


タメというのはクイズミリオネアでみのもんたがファイナルアンサーを言うまでの間のあの溜める時間のことです。


また、人物の心理面を表した音楽の選択もうまく、気がつけば目も耳もスクリーンとスピーカーから離すことが
できなくなっていました。非常によくできた映画でした。


■パブリックエネミーズ
1930年代前半、ジョンデリンジャーという銀行強盗がいました。彼は「汚れた金しか奪わない」「決して仲間を裏切らない」そんな自分なりの倫理観を守りながら大胆不敵かつ鮮やかに強盗を繰り返していましたが、不況に苦しむアメリカ市民からはヒーロー的な存在になっていました。
この映画はそのジョンデリンジャーと彼がシカゴのバーで一目惚れした女性:ビリーとの危険なラブストーリーです。実話です。


主役ジョンデリンジャーをジョニーデップが演じます。


実話なのでか、自分が期待していたような爽快感はなく、中盤少し眠くなってしまいました。でも銃撃のシーンの迫力はなかなかで、その音で目を覚ますことができます。そして多分、威力の重い感じの銃が多いんでしょう。木端や体の飛び散り方がすごく痛々しかったです。


クリスチャンベール演じる敏腕刑事メルヴィンパーヴィスが徐々にジョンを追い詰めるのですが、彼の神経質そうな顔が常に何を考えているのか読みたくさせてくれてよかったです。多分今の彼の気持ちは・・・こんな感じに違いない。とか。
メルヴィンパーヴィスは映画の話の1年後に自殺するらしいのですが、その原因は映画やパンフレット中で語られることはありませんでした。
そんなわけで家に帰ったらさっそく調べたのですが、そんな謎も残してくれる粋なキャラクターが非常によかったです。


観る前に事前に知識を仕入れていなかったので、観てから購入したパンフレットを読んで実話であるということを知って、なんとロマン溢れる話なんだ。と改めて思いました。