明日の広告

書店になんかいっぱい並んでいた本「明日の広告」を読んだ。
キンドルツイッタークラウド・・・世の中の仕組みが大きく変わる。 なんて帯に書いてあったらそりゃ職業がら読んどかんといかんかな。って思って手に取った。



現代の消費者はテレビや新聞だけでなく、ネットや携帯、iPodやDVDと色んなメディアを気まぐれに渡り歩いている。また消費者自身が情報を発信できるようになり消費者が商品についての様々な情報を発信するようになった。へたな広告は信じられなくなっている。


そんな時代、商品の販売者側は消費者にどうメッセージを伝えればいいのか?どう付き合えばいいのか?というのを書いた本だった。


今までのような売り手市場から買い手市場に変わった今、消費者をよく分析することや、消費者に対してのより一層の細やかな配慮をすること、また消費者と一緒に商品を作り上げる姿勢が必要になる。そのことを、で、そのためにどうすればということについてまで自分なりの意見も交えて説明してくれていた本だった。専門用語などもできるだけ簡単に説明してくれていて読みやすかった。


著者の佐藤尚之氏は、スラムダンク一億冊感謝キャンペーンを手がけた人。書籍の中にはキャンペーン当時の話もあり、僕もスラムダンクは読んでいたので、スラスラと楽しく読むことができた一冊だった。