ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修

ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修

ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修

そんなに「らしい」ことはしていませんが、僕はWeb開発者をやっています。Web開発者ってPG?SE?その境界はきっと曖昧で、どちらか一方と言っておきながら実は両方やっていたりする人とか、一辺倒の人とか多分様々です。僕は今のところプログラ厶オンリー。ま、エンジニアリングはそんな入社して1年も経ってない新人のぺーぺーが任せてもらえるものではないですし。。そういうわけで、プログラムは研修でいくらか学びましたが、ソフトウェアエンジニアリングについては事前に学んだりしていませんでした。
でもいずれやるとなったら・・・そりゃ業務中に先輩方がやってるの見るし、自分もそれっぽいことせざるを得ないこともあるしってので徐々に学んでいくことでしょうし、そもそも知識としてなくても何かの物作りの中ではそれなりにエンジニアリングするじゃないですか、知恵があるんです。


だから、言うてはることは何となくわかるんです。すべきことは何となくわかるんです。しかし、基礎がなってないし実はよくわかってなかったりするんです。


んー、それじゃぁやっぱりいかんやん。ということで、この「ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修」を読みました。
同ジャンルの本の中からこれを選んだ理由はまたしても見た目、第一印象がよかったからというだけです。


この本の内容は、NTT情報流通基盤総合研究所が新入社員を対象に実施したソフトウェア研修の内容をまとめたもので、ソフトウェア開発を要求定義からプロジェクト完了報告まで11の章(概要や基礎知識を含めると13)で細かく分けて順を追って教えてくれます。


各章には要求等の分類やチャートの図記号の他、考え方や、著者方の経験から得られたコツのほか、思った以上に文書の書き方の説明が多かったです。
この本の中には、「自動座席案内システム」という架空のシステム開発が存在し、各章の最後では自動座席案内システムおける要件定義書、内部設計書、テスト項目一覧なんかがサンプルとして載せられています。
ん、で、言葉の意味はわかったけれど、これらをどう文書でまとめてみればいいの?という疑問に対して、この文書サンプルは効果が大きかったです。



そもそもソフトウェアエンジニアリングをわかってないし、同じ類の本を多数読んだりもしていないし、他の本と比較してこの本の良し悪しを語ることはできませんが、買ってよかったと思います。
正直なところ、一回読んだだけではこんなの全部覚えられません。だから今後、僕がソフトウェアエンジニアリングをすることがあればきっとこの本の必要となるところを読み返してさらに学んでいくことと思います。今後長くお付き合いするであろう教科書として、買ってよかったです。


いやー、でも読むのしんどかった。