もしも、シンデレラの行動がすべて計算ずくだったら? 考える脳の鍛え方
もしも、シンデレラの行動がすべて計算ずくだったら? 考える脳の鍛え方
- 作者: 樋口卓治
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルは本の中でシンデレラの話を色んな方向から見てみるとこんな考え方もできるという考え方の例えです。
この本の著者の樋口卓治さんは放送作家で、「さんまのSUPERからくりTV」や「笑っていいとも」など、数々の人気番組を抱える人です。
そんな人が、仕事を楽しむためにいい企画を「考える」ということについて書いた本が「もしも、シンデレラの行動がすべて計算ずくだったら? 考える脳の鍛え方」です。
「企画を考える」とは、ヒラメキが生まれるのを待つことだと思っていた著者がある海外のCMを見てから「企画を考える」とは「どんな道筋を経るとその企画が輝くか」ということを考えることなのだと考え方を変えた。そしてその考え方をご自身の経験から得た例えをもってうまく説明してくれています。
・0から1の企画を生むのではなく、1から1'を作りそれに磨きをかけて2を作る。
そのために対象を色んなアングルから考える。それの例がタイトルのシンデレラ
・自分にルールを作り企画をジャッジする。
自分に設けたルールをクリアした企画は面白い、ブレない。
・見えないところも考える。
雰囲気を構築してよい企画が出る空気を作る。
そして最後に
・企画をしっかり伝える
伝え上手は例え上手。
放送関係だけではなく、企画者の方には手軽に新しいアングルを得るいい機会になる本となるかもしれません。あと、プレゼンを面白くしてくれそうです。
自ら実践の中で築きあげてきたコンテンツや業界での豊富な見聞をもって記される例えは誰もが知っていて誰もがわかるものばかりで、著者の例え上手っぷり、つまり企画をうまく楽しく伝える仕事っぷりがわかります。
おかげで僕でもよくわかります。
著者の樋口卓治さんはなかなか羨ましい生き方ができていそうな人です。できれば僕もこの姿勢を自分に加えてものを考えたい、楽しく仕事をしたい。できれば。できるんかな?それもできるようになるべく本を読んでいるんですが・・・
こういったビジネス本で得たことを実践に活かすべく自分の中に止めておくことってどうやってするんだろう?自然にできることなんでしょうか。コツとかあるのか。何かそんな本がでていないかな?調べてあればまた読んで書評を書いてみたいと思います。